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2009年 02月 10日
72歳マンション暮らしの春
実家の母が、72歳にして初めてマンションに暮らすことになった。 25年余り住んだ家屋は庭があり、庭仕事に興味のない母には悩みのタネだった。 さらに、古いタンスや長年蓄積されたモノなどなど、 見れば見るほど無用の長物にしか思えなくなってきたらしい。 そういった身辺整理も兼ねての引越。 市から家具や不要品を引き取ってもらうこと、トラック2台分。 年老いてこそ、すっきりさっぱり、シンプルライフ、さすが!…のはずだったが…。 人間一人、現代の生活を営むためには、なんとさまざまなモノが必要なことか。 改めて、自分の生活のあり方も、考えさせられることになった。 近所に便利なスーパーがなくて不満だが 「一駅向こうの商店街には、いい魚屋さんがある」 「日用品はパートの帰りに途中下車して買う」など やはり女性は生活力が旺盛。自分なりに楽しんでいる様子。 駅からの道には大きな公園。桜の頃が待ち遠しい。 94歳の星影のワルツ ダンナ母方の、おばあちゃんが亡くなった。 なんと94歳だった。 戦争で夫を亡くし、女手一つで子どもたちを育て上げ、孫にも恵まれた。 豊かな白髪をオールバックにし、小柄な姿がかえって印象的な女性だった。 私はほとんど会うことはなかったけれど、 親族の誰もが、おばあちゃんのことを語るとき、深い愛情を込めている。 お葬式の最後の最後に、カラオケ好きだったおばあちゃんの歌声が流された。 「星影のワルツ」。とてもハリのある声で、音程も確か。 きっとテレビののど自慢に出れば、たくさんの鐘がなったと思う。 ♪今でも好きさ死ぬほどに〜のくだりが、耳について離れない。 戦争に行ったきり、どこで亡くなったのかもわからない、お骨もない。 そんな夫のことを思っていたのかな…と(私の勝手な想像ですが)。 お彼岸あけの頃、おじいちゃんのお墓に入る。 戦争で亡くなった兵隊さんのしるしである、上がとがった、立派なお墓。 そして、そのお墓には、おじいちゃんとおばあちゃんの二人しか入れないそうだ。 言葉には表せない、複雑な心持ちになる。
by chigo_e
| 2009-02-10 13:28
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